商品購入者は商品をどのように評価しているのか?
カップ麺購入者へのリサーチから見るプロダクト評価で分かること

2015年06月29日

購入者による商品の評価を把握することは、商品開発はもちろん、販売促進、広告などさまざまな業務において欠かせません。そんなユーザーの評価を的確に掴むのに役立つリサーチの活用方法について考えてみましょう。より細かなユーザーの心理の分析に成功したカップ麺購入者へのリサーチ事例を元に、ユーザーの目線・心理に迫るリサーチ術を紹介します。

単なる好き嫌いから一歩踏み込み、状況別の購買意識に迫る

本事例のポイントの1つとなるのが、コレスポンス分析を用いたことによる購買時のユーザーの細かな心理の把握です。

たとえば「カップ麺を購入したくなるシーン」のデータに、「どのような時にどんな味のカップ麺を食べたくなるか」のデータを合わせて分析したことで、「すごくお腹が空いている時」は、カレーヌードルや担々麺のカップ麺が、一方「お酒を飲んだ後」や「オフィスで食事をする時」は天ぷらそばやきつねうどんのカップ麺が好まれる傾向にあることがわかりました。

また「カップ麺と一緒に食べるもの」と「他の食べ物と合わせたいカップ麺の味」のデータを合わせた分析では、「オニギリ」と一緒に食べるには天ぷらそばやきつねうどんのカップ麺が、「菓子パン」や「から揚げ」と一緒に食べるには、シーフードヌードルや中華そばのカップ麺が支持されていることを把握することができました。

若者に好まれる味、女性に支持される味といった一般的な好みの把握から一歩踏み込んだこうしたデータを得ることで、「カレー味や担々麺味のカップ麺はお腹が空いている人をターゲットとしたボリューム感を打ち出す」「天ぷらそばやきつねうどんのカップ麺はオニギリの棚の隣に置いてもらうよう小売店に依頼する」といった戦略を立てることが可能となります。

設問と条件の組み合わせ方で得られる情報の精度を上げる

本事例では、味への評価についても非常に細かな分析を行いました。たとえば「つゆ」だけでも「風味・香り」「だしの味」「あと味」「こく」「つゆの濃さ」「塩分」「色」など10以上の質問を行っています。これらの回答を居住地域、性別、年代別に集計・分析することで、商品に対するセグメントごとの評価に迫ることに成功しています。

さらにこのデータに「評価の重要度」を組み合わせて分析を重ねることで、それぞれのセグメントが重視するポイント、またそのポイントに対する商品の満足度の情報を得ることもできました。ユーザーが求めていない部分をいくら改良しても、商品自体の評価の向上にはなかなかつながりません。「味の好き嫌い」といった単純な商品の評価からさらに踏み込んだことで、「ユーザーのニーズ」を的確に満たすために役立つ情報を得ることができた事例となっています。

商品の評価やユーザーの嗜好などのリサーチにおいて、漫然と印象を尋ねるだけでは十分な情報を得ることは困難です。「何を知るための調査か」を明確にし、そのために必要な質問、分析の仕方の双方を検討・シミュレーションすることで、情報の精度向上を目指しましょう。

まとめ

今回の事例では、アンケートで得た回答を組み合わせることで、より多彩な視点での商品の評価を得ることができました。効果的な相乗効果を生み出す設問、分析の導入により、アンケート結果の情報の価値を向上できた事例と言えます。アンケートを行う際は、集めた結果を単純に集計して終わりではなく、そこからさらに情報の精度をあげる工夫ができるか否かが重要なポイントとなることがわかる例と言えるでしょう。

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