企業広報とマーケティングを組み合わせた「戦略PR」とは

2016年11月28日

近年、日本で注目されているマーケティング手法の1つに「戦略PR」という手法があります。戦略PRとは、ブルー・カレント・ジャパン株式会社代表取締役社長である本田哲也氏の『戦略PR 空気をつくる。世論で売る。』という著書から、日本に広まった言葉です。
今回は、従来の単なる企業広報による広告・宣伝活動とは異なる、戦略PRについてご紹介します。

戦略PRとは

戦略PRとは、「商品そのものにフォーカスしたPR活動ではなく、世の中の時流と商品をつなぐテーマを開発し、そこから話題喚起し世論をつくり出す『空気づくり』を行い、その盛り上がりを商品の販売に落とし込む手法」とされています。
これまで、アメリカなどの欧米では当たり前のように行われてきたことですが、日本では馴染みのない考え方でした。

戦略PRでは、企業が開発したサービスや商品を発表する前に、購買意欲が高まるような風潮を世間に作り上げるマーケティング活動を行います。まず、世間に商品やサービスのニーズに気付かせることが目的です。
そして「空気づくり」が完了した後に商品を発表し、企業広報による効果的な広告・宣伝を実施します。企業広報とマーケティングを組み合わせたタイプのPRと言えるでしょう。

なぜ、戦略PRが注目されているのか

戦略PRが注目された要因には、景気の後退などにより消費者の購買意欲が低下し、物が売れない時代になったことがあります。現代は、良い商品やサービスを提供すれば売れるという時代ではありません。ライバルも多く、競合する商品やサービスが多々存在し、個性的な商品の開発は難しくなってきています。
このような状況の打開策として、事前に商品に対するイメージや買いたくなる理由を与え、消費者の購買意欲を刺激するという戦略PRの手法が効果的であるのです。

また、インターネットやスマートフォンの普及により、消費者が情報に触れる機会や、友人・知人のクチコミ情報の信頼性が格段に上がったことも、戦略PRが注目されるようになった要因の1つです。

戦略PRを行う上で大切なポイント

戦略PRにおいて最も重要視されていることが、「空気づくり」のためのテーマを作成することです。
戦略PRを行うためには、売りたい商品が必要とされる風潮をまず作らなければなりません。適切なテーマの作成には、商品が開発された背景、理由、特徴などを消費者に分かりやすくイメージさせる必要があります。

また、現在の流行や問題、商品のターゲット層の間でホットな話題、これから話題になると想定されるトピックなどについて調査を行うことも重要です。思わぬところで、売り出そうとしている商品と結び付けられるテーマが見つかる可能性もあります。

その他にも、企業側からの一方的なPRだけではなく、メディアなどの第三者を介したPRも効果的です。テーマを発表してメディアに取り上げてもらう際には、根拠となる具体的なデータを用意し、テーマに信憑性が増し、より広く世間に受け入れられる事でメディアに取り上げられる可能性が高くなります。

おわりに

戦略PRは、物を売ることが困難になった現代において、消費者の購買意欲を高める非常に有効な手法の1つです。しかし、成功させるためには要点を押さえた方法で施策しなければなりません。「空気づくり」のためのテーマを作成し、風潮を作り出すことができたとしても、肝心の商品への展開につなげることができずに終わってしまうこともあります。また、そもそもテーマの作成の段階で頭を抱えることもあるかもしれません。
しかし、戦略PRを行うことは今後のマーケティングに大いに役立つため、多少労力を割いてでも成功させる価値があるマーケティングであると言えます。
また、戦略PRを実施した後は効果測定が不可欠です。なぜ成功したのか、失敗した原因は何であったのか、行った施策について分析し、次の戦略PRへと活かしましょう。

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